私は大学時代に、合計で2年間・店数にして2店舗の居酒屋でアルバイトをしていた。居酒屋バイトを始めた理由は「飲み会や人と話すのが好きだったから。それに時給も高そう」という何ともありきたりだが、2年で居酒屋バイトの良い点・悪い点を身をもって体感することが出来た。そのためこの記事では、居酒屋バイトを始めようか検討している・悩んでいる方に向けて、私の経験を元にメリット・デメリットをお話したい。
居酒屋でのアルバイト歴
私の具体的な居酒屋バイト経験は以下の通りだ。
- 大衆居酒屋(@東京都・新橋)
- 働いていた期間:1年半
- 業務内容:キッチン・ホール
- 客単価:3000円程度
- 時給:1500円
- シフトに入っていた時間帯:週3日程度・18:00~23:30
月~木は正直かなり暇なのに高時給で良い思いをしていたが、その分金・土が有り得ないくらいに忙しかった。(開店から閉店までずっと満席)
- 敷居高めのお洒落居酒屋(@東京都・上野)
- 働いていた期間:半年
- 業務内容:ホール
- 客単価:5000~1万円程度
- 時給:1500円
- シフトに入っていた時間帯:週4日程度・17:00~22:00
一組の滞在時間が長かったため、爆発的に忙しい時間は無かった。しかし客単価が高いことから接客マナーに厳しく、最初はマナーを覚えるのに苦労した。
このように合計で2年間、居酒屋で働いていた。それでは早速以下でメリット・デメリットを紹介したい。
ココが最高!居酒屋バイトのメリット4点
賄いが頂ける
飲食業界で働く最大のメリットは賄いだと考える。私が働いていた店舗はどちらも賄いがタダで頂けた。基本的には前日の営業で余った食材が賄いになるが、居酒屋は一品のメニューが豊富であり様々な食材を仕入れているため、毎日違う賄いが出てきて飽きることが無かった。特に一人暮らしの方は食費を浮かせることが出来るため、生活に少し余裕が出てくるだろう。
時給が他業界と比較しても高水準
居酒屋バイトは夜に働くことやその激務さから、時給が高めに設定されていることが多い。私が働いていた居酒屋はどちらも時給1,500円と高水準であった。求人サイトを見ればすぐに分かると思うが、東京都内であれば大体どの居酒屋も時給1,300円を超える。
バイト仲間との出会い
居酒屋バイト(特にホール)はお客さんの前に出る機会が多いため、コミュニケーションスキルが高い方が多く働いている。また私のように「飲み会や人と話すのが好きだったから。」という理由でアルバイトを始めている方が殆どで、似たようなタイプの人間が集まるのだ。

バイト仲間を作れれば毎日働くのが楽しくなるのが間違い無く、休日に一緒に遊びにいくこともあるかもしれない。また居酒屋バイトは出会いの場としても有名で、私の元職場でも数組カップルが出来ていた。
一品料理の作り方を覚えることが出来る
居酒屋によっては、キッチンの業務を経験させて貰える。私は新橋の大衆居酒屋でアルバイトしていた時にキッチンを経験させて貰ったが、食材の管理方法やレシピなど生活に役立つ知識を沢山蓄えることが出来た。また自分の作った料理をお客さんが美味しいと食べている姿を見て、非常に嬉しかったのをよく覚えている。
一方で居酒屋のキッチンはある程度業務スピードが求められる場でもある。特に混んでいる時はどのテーブルの料理が出ていないのか、どの順番で作るべきか、時間がかかる料理は何なのかを即座に把握して行動しなければならない。料理の提供が遅れればお客さんにも店舗スタッフにも迷惑がかかってしまう。慣れるのに時間がかかるということだけ頭に入れた方が良さそうだ。
常連さんなどと仲良くなれる可能性がある
こちらは特にホールのメリットだ。どのお店にも常連客が存在し、いつ働いているんだろう?と思うくらい毎日のように足を運んでくれる。顔を合わせる機会が多いと自然と会話をすることも増え、気づいたら仲良くなっていることもある。自分とは全く異なるバックグラウンドを持っている方もいるため、価値観や知見が広がる良い機会になるだろう。
また常連客で無くとも、初対面のお客さんと仲良くなることも勿論ある。仲良くなればこちらがオススメした商品を頼んでくれたり、多少のミスは大目に見てくれる(本当はいけない笑)ため、お客さんと仲良くなって絶対に損は無い。私の友人は、仲良くなったお客さん(社会人)と就活相談をする仲になっていた。
接客(対人)スキルを磨くことが出来る
主にホールのメリットだが、初めて会うお客さんと関わる機会が多いため、接客スキルを磨くことが出来る。学生であれば社会人になり取引先と関わる時に大いに役立つだろうし、別業界で働くことになってもコミュニケーションスキルは必須だ。初めての人に話しかけること自体かなりハードルが高いので、それに慣れることが出来るのはメリットの一つだ。またそのお客さんがこちらに何を求めているのかまで理解出来るようになると、間違いなくどの仕事でも上手くやっていける。
残念!居酒屋バイトのデメリット4点
さてここまでは居酒屋バイトをしていて良かったと感じる点を紹介したが、残念ながらデメリットも存在する。以下では4つのデメリットを見ていこう。
帰宅時間が遅く、生活リズムが狂う可能性がある

居酒屋の営業時間は基本的に19:00~24:00ごろである。夜遅くまで働くので生活リズムが狂いやすく、例えば数日間連続でシフトに入っていると、朝早起きするのが辛い身体になっていることもある。もし学生ならば一限で朝早い日もあるため、学業が疎かになってしまう人もチラホラ….留年している人に居酒屋バイト率が異常に高いと思ったことは無いだろうか。原因はコレである。ただ逆に夜型の方や朝早起きする必要が無い方にとってはそのデメリットを打ち消せるため、そういった方に居酒屋バイトは非常にオススメだ。
酔っぱらったお客さんの対応が難しい
居酒屋においては、お酒がついつい進みかなり酔っぱらってしまうお客さんもいる。中には酔っぱらって変な絡み方をしてくる人や理不尽にクレームをつけてくる人もいるため、対応が難しい。軽く受け流すのが一番だが、最初の方は戸惑ってしまうだろう。現場で経験を積み、徐々に慣れていくのが良い。飲食はお客さんとの距離が近い分このような場面もあるため、ある程度は覚悟してアルバイトを始めるのをオススメする。
また居酒屋によってはお客さんがトイレを汚してしまった際の掃除もしなければならないため、結構キツイ。それがどうしても耐えられない方は、「トイレを汚してしまった方は自分で掃除する」というルールになっている居酒屋を探してみよう。
ピーク時の忙しさは半端では無い
居酒屋バイトの時給が高い所以なのだが、特に金曜夜の忙しさは想像を絶する。私の店は金・土とそれ以外の忙しさに落差があり過ぎて、別の店なのでは無いかと思ったほどだ。開店からお客さんが入り続けて、閉店まで波が途切れないことも。そのため相応の集中力と体力が必要だ。逆にピーク時でも業務を回せるようになれば怖いモノ無しで、他の曜日が今までよりも楽に感じるだろう。忙しさに関してはシフトに沢山入って慣れていくしかない。
人の入れ替わりが激しい
居酒屋に限らず飲食業界において、その待遇や激務さから辞めてしまう人が多い。そのため店長や社員が急に変更になることもあり、お店の雰囲気や業務の進め方がガラッと変わってしまうリスクも存在する。となるとアルバイトも「前のお店の方が良かった」「コロコロと業務の進め方が変わり過ぎてついていけない」と辞めてしまう人が多くなる。またアルバイトの場合は初日で飛んでしまう人や急に来なくなる人もそれなりに多い。人の入れ替わりが激しいのは普通だということを、あらかじめ頭に入れておいて欲しい。
最後に:居酒屋バイト、オススメです!
ここまでメリット・デメリットをお話したが、総合的に見て居酒屋バイトはオススメだ。時給が高い上に様々な点でやりがいを見いだせるため、ハマれば続きやすいと言える。デメリットに関してはどのアルバイトにも存在することなので、ある程度は許容出来るように工夫しよう。私は居酒屋アルバイト時代の友人と社会人になった今も連絡を取りあって遊びに行ったり、当時働いていた店の社長に仕事の相談をさせて頂いたりと、現在も続く繋がりが沢山ある。居酒屋バイトを検討している方は是非一歩踏み出して欲しい。