「2日酔い」、それはあなたの人生を最高にダメ(どっち?)にしてしまう状態である。何をやるにしても頭はボーっとして、集中なんて出来たもんじゃない。人によって2日酔いの程度に差はあるかもしれないが、大抵半日~1日を棒に振ってしまうこととなるだろう。

かく言う私は2日酔いに大変悩まされてきた一人である。お酒がそこまで強くないのにも関わらずガブ飲みするものだから、飲み会の翌日には90%くらいの確率で2日酔いになっていた。しかしだからこそ、どうすれば2日酔いにならないか、2日酔いを軽減出来るかを真剣に模索したものだ。そもそも飲まなければいいじゃんという話だが、皆様もその場の楽しさでついつい酒が進んでしまい、翌日2日酔いになったことはあるだろう。
そこでこの記事では、私が培ってきた2日酔いを少しでも和らげる方法・2日酔いをしない方法を飲み会前・飲み会中・飲み会後に分けて解説する。現在進行形で辛い2日酔いに悩まされている方は、是非参考にして頂きたい。
「飲み会が始まる前」編
実は、勝負は飲み会の前から始まっているのだ。如何に対策をしていくかによってその後のあなたの人生は大きく変わる。(言い過ぎ!?)
寝不足の状態で飲み会に臨まない
結論から言うと、肝臓の働きが弱まり、アルコールの分解能力が落ちてしまうから!
人間が活動するためにはエネルギーが必要で、そのエネルギーは肝臓で作られ・蓄積され・供給される。睡眠不足で肝臓の休む時間が少なくなると、肝臓は仕事に追われるため、アルコールを分解する能力が著しく低下してしまう。その結果、翌日に2日酔いになってしまうのだ。
普段まとまった睡眠時間の取れない方は、飲み会の数時間前に仮眠を取ってから臨むだけでも大分違うだろう。とにかく私が言いたいのは、万全の健康状態で飲み会に参加しよう!ということだ。
飲み会前に乳製品を食べる
「すきっ腹に酒」は良くないと知っている方は多いだろう。では、それを防ぐために何を食べればいいのか。私は乳製品をオススメする。胃が空っぽの状態でお酒を飲むと、アルコールの刺激を胃の粘膜が直接刺激を受け、炎症を起こし、吐き気や頭痛の原因となる。またアルコールの吸収スピード自体も加速してしまい、2日酔いの原因となる。そこで消化・吸収がされやすい乳製品を飲み会前に摂取すると、このような状態になるのを避けることが出来るのだ。
乳製品の中でも特に、コンビニでも購入可能な牛乳とチーズをオススメする。大抵のコンビニでは200ml飲み切りサイズの牛乳や、4Pチーズなど「空きっ腹は防げるが満腹にもならない」程度の量で販売されている。そのため、空腹を防ぎつつ飲み会での食事も楽しめるのだ。
ウコンなどの、2日酔い対策グッズを活用する
皆様ご存じの通り、ウコンなどの2日酔い対策ドリンクも有効だ。ウコンに含まれる成分がアルコールを分解する手助けをしてくれる。こうしたドリンクを飲むタイミングには諸説あるが、個人的には飲み会の30分前or飲み会の直後がオススメ。飲み会の1~2時間前に飲んだり就寝前に飲んだこともあるが、翌日がどうもスッキリしない感じであった。人にはそれぞれ体質があるため、自分に最適なタイミングを見つけて欲しい。私の意見は迷った時に参考にする程度で頭の片隅に入れておいて頂きたい。
ちなみに、数年間毎日のようにお酒を飲んできた私が「この効果はスゴイ!」と感じたのは、「琉球 酒豪伝説」というサプリメントだ。1袋に15粒も入っていて怪しい薬では?と感じるかもしれないが、ご安心頂きたい。しっかりドンキや薬局で購入出来る。(コンビニでは見たことが無いので、飲み会の数日目にあらかじめネットで購入しておくのも良いかも)
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飲み方としてはお酒を飲む前か、お酒を飲みながら摂取するのがオススメ。今日は飲んだな~と言う日の翌日でも、体のスッキリ感が異常なほどなので是非試して頂きたい。
あえて幹事を買って出る
飲み会で酔い過ぎない様にするために、あえて幹事を買って出よう。幹事は事前の出席人数確認・お店の予約だけでなく、当日もお酒や料理は間に合っているか、途中で帰る人はいないか、お会計をどうするか等、把握すべきポイントが沢山ある。
こうした理由から幹事は酔ってる場合では無い。自然に自分の飲みすぎを抑えられるのではないだろうか。(そもそも、上司もいる会社の飲み会で2日酔いになるほど飲む人はいるのだろうか….)
「飲み会中に気を付けること」編
さて、いよいよ楽しい飲み会の開始だ。せっかく飲み会前に2日酔いをしないための準備をしても、飲み会中にハメを外してしまえば、元も子も無い。飲み会中も対策を忘れずに。
揚げ物を意識的に食べる
揚げ物に含まれる油が、胃や小腸でのアルコールの吸収を緩やかにして、血中のアルコール濃度が急激に上昇するのを防いでくれる。効果自体は飲み会前に摂取する乳製品とさほど変わらないが、唐揚げやフライドポテトなどの揚げ物類はほぼ全ての居酒屋で提供され、万人受けすることから、例えば大人数の飲み会中にも摂取しやすい食事だと言える。
揚げ物で無くとも、油を含む食べ物であれば2日酔いの防止に役立つ。(例えば、アヒージョやカルパッチョなど)ただ食べ過ぎは肥満の原因にもなるため、爆食いは控えた方が良さそうだ。
お酒と一緒に同量の水を飲む
アルコールには非常に強い利尿作用があり、脱水症状が起こりやすくなる。脱水症状は頭痛や脱力感、ひいては2日酔いに繋がる。お酒と一緒に水を飲むことにより血中のアルコール濃度を薄めよう。

お水を無料で提供してくれる飲食店もあるが、場所によっては有料(しかも結構高い、200円くらいする)の場合もあるため、事前にコンビニ等で500mlまたは1Lのお水を購入しておくことをオススメする。また水を飲むことで飲酒量自体を抑えられるという効果もある。水分でお腹が膨らめばそれ以上飲むぞという気持ちにはならないだろう。そのため飲み会中にお酒とお水は交互に飲もう。
意識的に席を立つ時間を作る
どんなに飲まない様にしようと思っても、気づけばその場の楽しさでお酒は進むもの。そうならないためには、一時的に飲みの場から離れる時間を作ることが大切。最低でも1時間に1回は、トイレ等の理由で席を離れる時間を作ろう。そうすることで、「自分が今どの程度酔っているのか、あとどのくらい飲んでも大丈夫なのか、明日の予定は何なのか」を落ち着いて考えることが出来る。
場の雰囲気に流されてしまいそうになったら、一旦一人になって冷静さを取り戻そう。
翌日後悔しないために!「飲み会後」編
就寝前に最低1Lの水を飲む
翌日に脱水症状で頭痛(2日酔い)が起こるのを防ぐために、就寝前に水分(スポーツドリンクも可)を摂取しよう。酔っている時は一刻も早くベッドにダイブしたいところだが、その気持ちを抑えることで翌日の充実度が大きく変わる。飲み会へ行く前に枕元に1Lのペットボトルを用意しておこう。そうすれば、就寝前の水分補給を忘れることは無い。
私は飲み会後は2Lのペットボトルをガブ飲みしていたが、流石に2Lはやり過ぎだと思う。お腹が張ってかえって気持ち悪くなる上に尿意も催すため、1Lが適量であると考える。
翌日の朝食を必ず摂る
2日酔いを早く治すために一番大切なことだ。朝食で必要な栄養素をしっかりと摂ることで、少しでも早く回復しよう。2日酔い時の朝食に効くメニューは以下の通り。
- しじみの味噌汁
→肝機能を高める「オルニチン」を豊富に含んでおり、アルコールの分解・回復に効果的。 - 梅干し
→ミネラルを豊富に含んでおり、嘔吐の症状に効果的。 - 鶏の胸肉
→タンパク質が豊富に含まれており、肝臓でアルコールの代謝に関わる酵素を作り出す材料になる。コンビニで購入可能なサラダチキンが手軽でおすすめ。 - ヨーグルト(牛乳でも可)
→ヨーグルトにも、タンパク質が豊富に含まれている。特にヨーグルトは脂質が少なくさっぱりと しており、2日酔いの時でも食べやすいのが嬉しいポイント。 - バナナ(果物)
→果物に含まれる果糖やビタミンCにはアルコールやその成分の分解に役立つ。特にバナナはマグネシウムを多く含んでおり、アルコールの代謝をスムーズにする。
ついつい飲み過ぎて2日酔いになってしまっても、翌日の食事で充分にリカバリー可能だ。頑張ろう。
安静にして、最低限の活動量に抑える
肝臓の働きをアセトアルデヒド(アルコールの分解過程で発生する物質)の分解に集中させるために、水分や食事をしっかりと摂り、余分なエネルギーを使わず安静に過ごすのが大切だ。

そのため2日酔いになりそうな飲み会の翌日には、あえて余裕を持たせた予定にすることが大切である。間違っても翌日を1日バイトや仕事にするのは止めよう。
最後に
如何だろうか。飲み会の前・最中・後に分けて考えられる策を全て説明したつもりだ。ここまでやっても2日酔いに悩まされる、という人はいないだろう。まずは自分に取り組めそうな対策から試してみて欲しい。2日酔いが無くなると正常な思考で動ける時間が増えるため、人生は豊かになるだろう。